わたしは人の子らをむさぼり食らうししの中に 横たわっています。 彼らの歯はほこ、また矢、彼らの舌は鋭いつるぎです。
神よ、彼らの口の歯を折ってください。 主よ、若いししのきばを抜き砕いてください。
世にはまたつるぎのような歯をもち、 刀のようなきばをもって、 貧しい者を地の上から、 乏しい者を人の中から食い滅ぼすものがある。
主よ、いつまであなたはながめておられますか、 わたしを彼らの破壊から、 わたしのいのちを若きししから救い出してください。
その口は牛酪よりもなめらかだが、 その心には戦いがある。 その言葉は油よりもやわらかだが、 それは抜いたつるぎである。
つるぎをもって刺すように、 みだりに言葉を出す者がある、 しかし知恵ある人の舌は人をいやす。
彼らはその舌をつるぎのようにとぎ、 苦い言葉を矢のように放ち、
虚偽を行う者よ、あなたの舌は鋭いかみそりのようだ。
その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。
舌は火である。不義の世界である。舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。
貧しい民を治める悪いつかさは、 ほえるしし、または飢えたくまのようだ。
隣り人に敵して偽りのあかしを立てる人は、 こん棒、つるぎ、または鋭い矢のようだ。
見よ、彼らはその口をもってほえ叫び、 そのくちびるをもってうなり、 「だれが聞くものか」と言う。
隠れ場にひそむししのように、ひそかに待ち伏せする。 彼は貧しい者を捕えようと待ち伏せし、 貧しい者を網にひきいれて捕える。
しかし、そうでなければ、アビメレクから火が出て、シケムの人々とベテミロとを焼きつくし、またシケムの人々とベテミロからも火が出てアビメレクを焼きつくすでしょう」。
だれがその顔の戸を開くことができるか。 そのまわりの歯は恐ろしい。
あなたの光とまこととを送ってわたしを導き、 あなたの聖なる山と、あなたの住まわれる所に わたしをいたらせてください。